
とよふくのメガネづくり Toyofuku Glasses
「視力を合わせる」ことだけが眼鏡づくりではありません。
目の前の数字に合わせるだけでは、楽に見える眼鏡にはなりません。
あなたの仕事、生活、身体の使い方、目の癖。
そのすべてを含めて、はじめて「その人に合う眼鏡」ができあがります。
「視力にとらわれない」とはどういうことか
検査結果が同じでも、楽に感じる方もいれば、疲れてしまう方もいます。
その違いはどこから来るのでしょうか。
人の「見る」という行為は、左右それぞれの目が受け取った情報を脳が統合することで成り立っています。
近視や遠視・乱視だけでなく、左右の目の使い方のバランスが見え方の「楽さ」に大きく影響しています。
たとえ視力が良いと感じている方でも、眼の特性がライフスタイルに合っておらず、眼の疲れ・肩こり・頭痛として体に現れることがあります。
当店では、度数の数字だけに頼らず、両目のバランス・目の使い方の癖・生活スタイルを総合的に把握した上で、「その人が楽に使える眼鏡」をご提案しています。
「視力」ではなく「視覚」を探る
「視力」は、見る力のほんの一部にすぎません。
よく見えても、眼が緊張し疲れていては、肩こりや頭痛、慢性疲労につながります。
度数を上げて数字を出すのではなく、奥行きや色、楽さまでを含めた「視覚」全体のバランスを整えます。過矯正は、心と体への静かな負担です。
両眼視と健康の関係
多くの方には、自覚のない左右のズレや「利き目偏重」があります。
片方の眼ばかり使うと、脳は補正に膨大な力を費やし、その負担が肩・首・自律神経へと広がります。
両眼視機能検査でクセを読み解き、プリズムなどで左右をそっと整えると、見え方も体も軽くなっていきます。
日常用とデスクワーク用
使い分けのご提案
運転や外出には遠近両用を、室内やデスクワークには中近・近近を。
一日のうち、どの距離をいちばん長く見ているか。
暮らしに合わせて度数とレンズを調整し、「室内用」と「室外用」、二本を使い分けるご提案をしています。
四十歳を過ぎたら、一秒でも早く眼をいたわってあげてください。
目がいい人の、知られていない負担
「目がいいから眼鏡は必要ない」と思っている方ほど、眼と体に長年の負担を抱えていることがあります。
近視の方は、眼鏡で左右の見え方のズレを補正しています。ところが「目がいい」方の多くは、このズレを補正しないまま何十年も過ごしています。
脳はそのズレを無意識に修正し続け、その積み重ねが疲れ目・肩こり・頭痛・慢性的な倦怠感として体に現れることがあります。
さらに、「目がいい人」ほど眼鏡をかけることへの抵抗が長く続くぶん、いざ合わせる段階になると高度な技術が必要な眼になっていることが多くあります。
影響が表面化するのは、30〜60代になってからです。
「目はいいのに、なんとなくいつも疲れている」「肩こりや頭痛が慢性的に続いている」
──そうした方は、眼と体のつながりという視点から、一度ご相談ください。
大切なのは、眼を「ゆるめる」こと。
そして「両眼で見る」こと。
✕ 度数を上げるだけの矯正
「よく見える」眼鏡
遠くがくっきり見えるようになる一方、近くを見るたびに眼の筋肉が強く緊張します。
長時間の近距離作業で疲れ目・肩こり・頭痛が起きやすくなります。
視力が上がるほど、眼の力みも増すという矛盾を抱えています。
○ とよふくが目指す眼鏡
「楽に見える」眼鏡
眼の緊張をほどき、脳と体がスムーズに連携できる状態をつくります。
見え方の「鮮明さ」より「奥行きと自然さ」を大切にします。
空がより澄んで、色がより鮮やかに感じられる方も多くいます。
眼鏡の差は、数字ではありません
当店でお作りいただいた眼鏡と同じレンズデータを使って、他店でフレームだけ換えてお作りになったお客様が「なにかが違う」とおっしゃいます。
フレームにレンズを入れるときの加工が、見え方を変えるのです。寸法が1ミリでもずれると、見え方は変わってしまいます。
検査に使う装置は、他の眼鏡店とさほど変わりません。違うのは、そこから出た数字をどう読むか、です。
数値を出して度数を決めるのではなく、その数字を手がかりにお客様の眼の中に入り込んでいくイメージで検査を進めます。
検査の流れ全体を、しだいに眼の緊張がほどけていくようにプログラムしています。
フレームの選定、レンズの加工、店内の管理——ひとつひとつは小さなことかもしれません。
ただ、お客様の眼の力をゆるめ、本来の力を引き出す眼鏡をつくるために、私たちはその細部を丁寧に積み重ねています。